• 大学・専門学校別
  • Rw

久松 加奈子

(株)技研製作所

岡山大学
[環境理工学部 環境デザイン工学科]
高知学芸高校 普通科

就職活動開始。あなたは何をしましたか?
まず初めにしたことは就活とは何か、どのような仕事があるのかを知ることでした。
大学3年生の春休みに就活団体で活動している先輩と面談したことをきっかけに、就活について考えるようになりました。また、公務員を目指すか、民間企業に就職するかの2択を決めるためにも、まずはインターネットで検索し、どんな仕事があるのかを調べました。
セミナーや会社訪問で印象に残っていることは?
コロナ禍でほとんどオンラインでの開催だったため、数少ない対面形式の会社訪問は印象に残っています。特に印象的だった1dayインターンシップでは、面談ではざっくばらんに話してくださった課長が、現場に行くと雰囲気が変わり、現場を仕切る姿が格好良かったです。
就職活動で一番困ったことは?
ES内のガクチカや自己PRで自分の経験や考えを書く際の言語化に苦労しました。
一人で考えてみる時間を設けるのも大事ですが、周りの友人や先輩、リクルーターと話すことも大切です。様々な人と話すことで新たな気づきが生まれ、自分でも気づけなかった想いまで発見でき、面談で話す力も培われました。
一番苦労しましたが、人生を改めて振り返る良い機会だったと感じています。
現在の仕事に決めた理由は?
私は土木系の学科出身ですが、はじめは土木系にこだわらずに企業を探していました。
しかし、自己分析を進めるにつれ、建設業界に関わりたい気持ちと、防災に携わり社会貢献をしたいという気持ちが大きくなりました。「土木と防災」というキーワードを軸として就活を始め、当社が防災インフラにこだわっているところ、また「インプラント工法で世界の建設を変える」というミッションを掲げ、建設業界を変革しようとしているところに共感し、入社を決意しました。
加えて、工法推進課というインプラント工法を普及させるための提案活動を行う部署があることを知り、「市場を開拓していく仕事って面白そう!」と感じ、当社に決めました。
大学時代の自分に、自分でアドバイスをするとすれば?
学生のうちに様々な場所に旅に出てみればよかったと思います。なぜなら旅行でしか得ることができない経験があることを、社会人になってから気付いたからです。
学生当時は部活、学校、バイトに忙しく、旅行に充てる十分な資金がありませんでしたが、少々無理をしてでも大学時代にしかできないような長期間の旅をして、人生の経験値を高めるようアドバイスをしたいです。
経験値が、今後の人生の自信になるはずです。
「私の仕事」ここが面白い。
圧入工法をより良い形で技術提案することがメインの仕事です。
それ以外にも、技術講習会でのプレゼンや展示会での説明を行い、その中で、自分の言葉で伝わりやすい説明を心がけています。実際に質問を頂いたり、後日お礼のメールを頂いたりと相手のレスポンスを実感しており、相手の選択肢に圧入工法が入り、実際に採用されたときはやりがいを感じます。
「私の仕事」ここがイメージと違っていた。
工法の普及活動をおこなう部署なので外出を伴う提案活動ももちろん行いますが、どういった提案をするのか思考したり、工事の設計段階で、細かな提案をするための資料を準備したりと、実は机上での仕事も多いです。
また、建設コンサルタントの設計者や発注者と意思疎通を行いながら施工方法を検討したり、見積を作成したりと、実際の工事が発注されるまでをお手伝いします。
工事が生まれる前から、工事が発注されるまで一連の流れに関わることができるので、予想以上に建設業界に携われていると実感できており、やりがいに感じています。
「私の仕事」で発見した自分の意外な一面。
実は、初対面でも臆せず話すことができることに気づきました。元々はどちらかといえば人見知りタイプだと自負していたのですが、提案活動を通じて初対面の方と話す機会が増えたことで、躊躇なく話せるようになりました。
実際に、展示会ではブースに立ち寄っていただいた方に対して積極的に話しかけるようにしており、「すごい技術だね」と言っていただけると嬉しく、モチベーションにも繋がっています。