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仕事が面白く夢中になっていたら研究室に配属されました。
植田 一成
(株)山崎技研
福山大学
[生命工学部 海洋生物科学科]
高知海洋高校 海洋学科
就職活動開始。あなたは何をしましたか?
友人や大学の先生、先輩、アルバイト先など、色々な人に自分のことを聞いて箇条書きに特徴を洗い出す自己分析から始めました。
セミナーや会社訪問で印象に残っていることは?
弊社のことは、子供の頃から馴染みのある地元企業という印象だったのですが、就活で企業研究をして県内有数の企業だと知り、驚いたのと同時に、自分が採用されるのは難しいのではと不安になりました。
就職活動で一番困ったことは?
勉強してきた水産関係か、趣味の服飾関係のどちらに就職するか悩みました。有り難くも両者から内定をもらい、迷っていたところ弊社の部長から「早く来い」と。自分を必要としてくれている人情味のある言葉と思いが嬉しくて、入社を決意しました。それと同時に、服飾を趣味に持つことを決めました。
現在の仕事に決めた理由は?
稚魚の出荷数が全国一位など弊社は水産業界で有名な会社です。また、環境への配慮を徹底している企業としても地元や業界で有名です。水産の仕事をするなら絶対この会社が良いと高校生の頃から思っていました。
大学時代の自分に、自分でアドバイスをするとすれば?
大学の研修室では、4年生になったら平日の8時30分〜17時まで研究を仕事として過ごし、土日祝は休む生活を送ることが社会人の訓練を目的に決められていました。そのため、他の学部の友人達と過ごせなくなり、そのまま卒業したので少し寂しい気持ちが残っています。大学生特有の友人との交流は、できる間にもっと沢山しておけば良かったですね。
「私の仕事」ここが面白い。
今、新魚種の研究から技術開発と幅広く手がけています。そのため、親の選定からふ化、稚魚の出荷と業務の全行程に携わっており営業に同行することもあります。営業同行はお客様の生の声を聞くことができ、その後の仕事に反映できるので、今の環境がとても面白いですね。
「私の仕事」ここがイメージと違っていた。
高校から7年間、水産を勉強してきましたが教科書で学んだことは通用しませんでした。年々で魚の特徴も水質も全く違うので、教科書通りにはいきません。何より経験が物を言う仕事でした。
「私の仕事」で発見した自分の意外な一面。
中高の部活など、いろんなことを広く浅くやるような飽きっぽいタイプだったのですが、新入社員の頃、貝を延々磨く仕事が面白くなって休憩時間も作業を続け、同期の子が磨いた貝も磨き直していました。その様子から、研究室に配属になり今に至っているので、几帳面な一面もあって良かったなと思っています。