事務系
やりがいは、地域の皆様の健康づくりへの意欲アップ。

- 岸本 朋香
- 高知医療生活協同組合
- 土佐高校
- 高知県立大学
問1
高校時代の将来の夢は?
- 漠然と医療・福祉系の仕事にあこがれていました。
そのきっかけの一つが、東日本大震災です。
私は当時中学生でしたが、テレビが伝える映像があまりに衝撃的で、近い将来起こるとされる南海トラフ地震がより恐ろしくなりました。そしていざ被災したとき、自分に何ができるのか考えるようになりました。
問2
その夢に向けて、あなたは何をした?
- 医療・福祉系という漠然とした分野へのあこがれから、実際に自分はどういう形で地域貢献がしたいのかという具体化を図りました。
現代社会の課題について勉強し、へき地医療の現状や買い物難民の存在を知ってから、地元高知の地域づくりに携わりたいと思うようになりました。
また高知県の医療の現状を調べると、病床数に対する医師の数は全国トップレベルということ、高知市と市外で偏りがあることを知り、県全体での仕組みづくりを行う必要があるように思えました。
問3
高校時代、進路決定で悩んだことは?
- はじめはその存在の大きさから、医師になってへき地医療に取り組みたいと考えていました。
ただ医学部への壁は厚く、医師以外の福祉職や行政職も視野に入れ、人々の暮らしについて学ぶための大学選びを行いました。
問4
進路を決定した理由、きっかけは?
- 地元高知に根付いた社会福祉について、人々の暮らしを実際に地域に入って学べるところです。
社会福祉士・介護福祉士または精神保健福祉士の資格にも対応していたため、より専門的な知識が身に付けられると考えました。
問5
高校時代の自分に、現在の自分がアドバイスするとすれば?
- 自由な校風に後押しされて、部活を5つ掛け持ちしてみたりと、いろいろなことに挑戦できましたが、せっかくの恵まれた学習環境を十分生かせていなかったと猛省しています。
また友人関係にしても、周囲にいた多種多様で興味深い人たちの存在を今、遠くから感じています。
知的好奇心を絶やさず、視野を広く持ち、今の環境に感謝し、その時々をしっかり体感してほしいです。
問6
現在の仕事の魅力は?
- 高知医療生活協同組合は、地域と協同して高知県全体の健康づくりを行う組織です。
主体は地域住民であり、病院・診療所・介護事業所でのケアだけでなく日頃の健康づくりという予防的な関わりも行います。私は今健診センターに所属していますが、利用された方の病院受診につながったり、前回に比べて結果がよくなっていると、病気の早期発見はもとより、健康づくりの指針として健康意欲向上に携われていると実感でき、よりやりがいを感じます。
問7
現在の仕事における目標は?
- 企業の職場検診や就職時に提出する診断書用の検診、個人の人間ドックまで幅広く対応しているため、業務内容は複雑で、状況に応じた柔軟かつ正確な対応が求められます。
その中で少しでも「来てよかった、また来よう」と思っていただけるようなサービスを提供できるよう、日々医療スタッフとの連携体制や業務内容の効率化を図っています。