仕事の学校

技術系

生まれ育った土地に幸せな時間を提供できれば。

  • 山崎 太貴
  • おかしの家 Repos
  • 高知農業高校
  • 高知情報ビジネス専門学校
問1
高校時代の将来の夢は?
  • 父が土木の仕事をしていた影響で、高校は土木科に進学しましたが、勉強してみてあまり興味が持てず、将来どうしようか悩んでいました。高校2年生の進路相談のとき本気で考え、子どもの頃から好きだったお菓子作りを生業にしていこうと決めました。
問2
その夢に向けて、あなたは何をした?
  • やはり専門的に学ぶ必要があるだろうと専門学校を探しました。関西に有名な学校がありますが、基本は一緒かなと経済的に負担の少ない県内の専門学校に進学することにしました。
問3
高校時代、進路決定で悩んだことは?
  • ブラック企業も多いと聞く業界だったので、先々家族を養っていけるのかや、掛けた学費分の回収ができるかなど不安がありました。でも、やると決めたからにはやってやろう!と覚悟を決めました。
問4
進路を決定した理由、きっかけは?
  • 実は、私の地元でもあるこの佐川町にはケーキ屋さんがなかったんです。生まれ育ったこの土地に幸せな時間を提供することが自分にできる恩返しかなと思い、ここでお店を出すことに決めました。
問5
高校時代の自分に、現在の自分がアドバイスするとすれば?
  • 専門学校では同業の友人ができ、仕事のしやすい環境が得られたと思います。でも、ケーキのクリーム塗りにしても1〜2年授業で経験したくらいでは商品にはなりません。とにかく数をこなすことが必要なので、早く現場で経験を積むことのほうが技術としては上がります。
問6
現在の仕事の魅力は?
  • 学校卒業後に香川県の大きな洋菓子製造業に勤めていました。雇用形態がしっかりしていた分、機械化が進んでおり、ケーキ職人としてのやりがいに疑問を感じることがありました。
    今は、全て自分たちで行っているので忙しいですが、その分お客様の喜ぶ顔を直接見られて嬉しいです。また、同じ分量・同じ手順で作っても、卵の質や微妙な湿度などで仕上がりが違うんです。レシピ通りにはいかないその奥深さがこの仕事の一番の魅力です。
問7
現在の仕事における目標は?
  • 一応、地元の佐川町でお店を出すという目標は達成できました。そうなると次は、お客様を味で裏切れないと責任を感じるようになりました。リピートいただけることが味の良さの証拠ですので、品質はもちろん新商品を考え飽きさせないようになど、多くの人に繰り返し喜んでもらえる佐川のケーキ屋さんでいたいと思っています。