仕事の学校

その他

大人になっても帰って来られる実家のようなホームに。

  • 森本 里佳
  • (社福)みその児童福祉会 高知聖園ベビーホーム
  • 佐川高校
  • 龍馬看護ふくし専門学校
問1
高校時代の将来の夢は?
  • 中学生の頃には、将来は児童養護施設で働きたいと思い、社会福祉士になると決めていました。
    小学1年生の児童に母親のことを尋ねられたとき、答えることができず、小さい子どもが悲しい顔で悩んでいる姿を見て、同じ経験を持つ私自身、何かできることがあると思ったからです。
    悩んだりつらい時期に「今はしんどいけれど、それを知っているあなたは、きっと困っている人に優しく手を差しのべられる人になるからね。」と言ってくれた先生の言葉に励まされ、今でもそれを思い出し頑張れています。
問2
その夢に向けて、あなたは何をした?
  • 児童養護施設の仕組みや保育について、施設の先生の行動を観察していました。
    資格取得のために必要な進学先を調べたり、成績も大事なので勉強にも力を入れました。
    学費の準備も必要だと思い、アルバイトを始めました。
問3
高校時代、進路決定で悩んだことは?
  • 金銭面で進学を諦めるよう、先生に言われたことがとてもショックでした。
    それでもアルバイトと成績を維持するよう勉強に励み、進学は諦めませんでした。
    早朝に勉強する時間を取り、放課後や休日はアルバイトだったので、仲の良い友人とけんかすることも増え、その時期は楽しい時間が減り悩むことも多かったと思います。
問4
進路を決定した理由、きっかけは?
  • 奨学金や成績を維持できたことで推薦が決まり、受験することが可能になったからです。
    50分授業で高校の授業に近く、保育園・幼稚園・障がい者施設・児童養護施設などの実習があることや、社会福祉士の受験資格を取得できることが決め手です。
問5
高校時代の自分に、現在の自分がアドバイスするとすれば?
  • 高校時代はとにかく必死だったので、友人とけんかすることにもなりました。もう少し息抜きしても良かったと思います。
    友人とはアルバイトの理由が伝わってから仲直りできたのですが、友人との時間を取ったり、一人で悩んだり解決しようとせず相談することも大事だと思います。
問6
現在の仕事の魅力は?
  • 家庭的養育に力を入れており園外保育やクッキングなどに多く取り組み、お正月やクリスマスなどの季節行事も行い、子どもも職員も楽しい時間を過ごせるよう工夫をしているところです。
    子どもが成長し自分の幼少期を振り返ったときに、「自分は愛されて育った」と知って欲しいので、子どもたちのアルバム制作は職員も力が入ります。
問7
現在の仕事における目標は?
  • 子どもと一緒に成長できたらいいなと思っています。保育の面でも社会人としても未熟なので、少しずつ成長していきたいです。
    また、現在担当している子どもとの愛着関係も築いていきたいと思っています。
    大きな目標としては、大人になってもいつでも帰ってこられる実家のようなホーム(家)を作りたいと思っています。